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ようこそ卓球 基本技術編 ⑥バックハンドツッツキ(右利き)

卓球の世界へ、ようこそ!
この特別企画では、これから卓球を始める初心者の方に向けて、押さえておきたい卓球の基本的な知識と技術を紹介していきます。初心者必見のこの特別企画で、卓球が上達するための、そして卓球をより楽しむための土台をつくってください。

今回紹介する「ツッツキ」は、ボールに下回転をかける技術で、主に台上に短く来た下回転のボールに対して使います。ツッツキは「相手の下回転のボールを安定して返しやすい」というメリットがり、試合で使うことがとても多い技術です。
ツッツキには、フォアハンドで行う方法とバックハンドで行う方法がありますが、今回はバックハンドでツッツキするポイントを紹介します。紹介するポイントを参考にして、安定したバックハンドツッツキを身に付けましょう。

※モデルとして登場している松島輝空選手は左利きですが、この記事では、右利きの方が動作をイメージしやすいよう、左右を反転した画像を使用しています。左利きの方はこちらをご覧ください


<今回のもくじ>

・構え
・バックスイング
・スイング

構え

●右足前のスタンスをつくる

 バック側に短く来た下回転のボールに対してバックハンドでツッツキするときは、右足が左足よりも少し前のスタンス(足の構え)にします。このスタンスで構えると、短いボールに体を近づけやすくなります。

●面を少し上に向けて構える

 ラケットの面は少し上向きにします。ひじを体から離し、ひじを曲げて、ラケットを体の正面あたりに構えましょう。

バックスイング

●ラケットを自分の方へ小さく引き寄せる

 面を少し上向きにし、ラケットを体の正面近くに構えたら、ひじを前に少し出しながらラケットを自分の方へ小さく引き寄せるようにバックスイングします。上向きの面を変えないよう注意してバックスイングしましょう。

●重心を右足にかけて前傾を深める

 バックスイングでは、右足に重心を軽くかけて、上体の前傾を深めることも意識しましょう。こうすると、ラケットをスムーズに引くことができることに加え、目線がボールに近づくので、正確に打球しやすくなります。

スイング

●ひじを伸ばしながら斜め下へスイング

 ラケットを小さく引いてバックスイングしたら、ラケットを斜め下へ振り下ろすようにスイングして、ボールの下の方をこするように打ちます。「上向きの面を打ち終わりまで保つ」「手首を使いすぎない」の2つを意識して、曲げたひじを伸ばしながらコンパクトにスイングしましょう。

●右足にさらに重心をかけてスイング

 右足に軽く重心をかけたバックスイングから、さらに右足に少し重心をかけながらスイングすることも意識してください。そうすると下半身が安定し、それに伴ってスイングも安定します。

●バウンドの頂点前を狙う

 バックハンドでツッツキするときは、ボールがバウンドしてから頂点に達するよりも前を狙って打球します。ボールがバウンドの頂点を過ぎてからツッツキしようとすると、体勢が詰まって思うようにスイングできなくなるので注意してください。

●回転量よりも安定性第一!

 下回転サービスを練習する時は「ボールに下回転をかける」ことを第一にしましたが、ツッツキを覚える上では、ボールに強く下回転をかけることよりも「下回転のボールを安定して相手コートへ返す」ことが最優先です。特に、初心者の方は、ボールに強く下回転をかけようと意気込むあまり、ラケットや手首を大きく動かしてしまいがちですが、それでは打球が安定しません。
 ひじの屈伸を使ったコンパクトなスイングを心掛けて、ボールに下回転を強くかけることにとらわれず、安定性を第一に考えてバックハンドツッツキを身に付けましょう。


モデル=松島輝空(木下グループ)
まとめ=卓球レポート編集部

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