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2019.06.09

【卓球】張本智和 成長を見せるも悔しい準V。中国選手にリベンジ許す<香港OP>

張本智和 写真:Osports Photos/アフロ


ITTFワールドツアー・香港オープン<6月4~9日/香港>大会最終日の6月9日、男子シングルス決勝で、張本智和(木下グループ/世界ランク4位)が林高遠(中国/同2位)と対戦した。

昨年のワールドツアー・グランドファイナル決勝では、張本が4-1で勝利をおさめているが、この一戦で先に勢いに乗ったのは林高遠。

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第1ゲーム、いきなりサービスエースで得点した張本だったが、1-0から林高遠が8連続ポイント。林高遠のフォアフリックでのレシーブ、張本のフォアサイドを抜く強烈なカウンターバックドライブに苦しめられた。

しかし、第2ゲームで張本が自らの成長の証を見せる。昨日の試合後「中国の馬龍選手の戦い方を今日は意識して、焦って打つのではなくて、ストップストップから狙うプレーができた」と語っていた張本は、この第2ゲームでもストップからの戦術を選択。見事スタートダッシュに成功して、5-1とリード。中盤で追いつかれたものの、バック深くへのツッツキも効いて、第2ゲームを奪い返す。

中盤から台上の展開が減り、激しい打ち合いとなった第3ゲーム。7-8と張本がリードされるも、チキータでのレシーブエースを2本、3球目フォアドライブを2本決めて、この4本連取で第3ゲームを取る。

第4ゲームは、2-5から4-5になったところで、林高遠がタイムアウト。直後からアグレッシブな姿勢を見せた林高遠が両ハンドで張本を攻め立て、このゲームは6-11で張本が奪われる。これでゲームカウントは2-2のタイとなった。

第5ゲームは、3-4と相手リードの場面で今度は張本がタイムアウトを取り、そこから見事逆転。しかし9-8から林高遠が3本連取。最後はレシーブで張本にフォアドライブを打たせて、それを回り込んでフォアでカウンターを叩き込んだ林高遠が取り、優勝に王手をかける。

打つ手がなくなってきた張本は、第6ゲームは受け身のプレーになってしまう。5-3と序盤でリードしたものの、ここから6本連取を許して、万事休す。最後は林高遠のチキータがネットインをして、張本は2-4で敗れた。

【ITTFワールドツアー・香港オープン】
<男子シングルス決勝>
張本智和 2-4 林高遠
3-11/11-7/11-8/6-11/9-11/7-11

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